MEDIAPEX インターネット進化論 1999年12月1日 第208号 ©︎鈴木吉彦 医学博士
第16回 簡単にログインするために
クッキーを設定してください
MyMediproを良く利用する場合には、ぜひ、クッキーを設定しておいてください。手続きは簡単で、1度、ユーザーIDとパスワードを設定すれば、その設定内容が、利用者のパソコン自体に「クッキー」として記憶され保存されます。クッキー登録画面は、
URL＝http://www.so-net.ne.jp/medipro/cookie/mm/start.htmlにあります。
クッキーを登録しておくと、利用者が、MyMediproへ２回目に訪問する時、パソコンのクッキーという記録内容を自動的に呼び出して、自動的にログインしてくれます。つまり、わざわざIDとパスワードを入力する手間を加えなくてもいいわけです。
MyMediproのクッキーはSo-netの特殊な暗号化が加えられ、利用者のパソコン内に保存されています。パソコン内に保存されていても、暗号が解けないかぎり盗まれることはありません。MyMediproへのアクセス時には、SSLが働いて更に機密性が保持される仕組みになっています。つまり、念には念を入れた機密性の仕掛けを作っています。
なお、クッキーとは、もともとコンピュータ技術屋さんから自然発生的に生まれた言葉で、お菓子のクッキーと同じ語源です。例えば、子供に「一度、訪問してくれたらクッキーをわたします、それを食べないでおいて、次の訪問の時に持ってきてくれたら仲間に入れてあげるよ」というようなルールを作ったと考えてみてください。
つまり、こういう場合のクッキーの存在は、再訪問時に仲間であるかどうかのチェック用に利用するための目安であり、仕掛けになっているわけです。ですから、こうした仕組みの概念を示す象徴として「クッキー」というシステム名でよばれることになったわけです。
便利な自動スタート機能（パスワードを残さない場合）
パソコンを使いなれている人では、暗号化されているとはいえ、個人情報がパソコンに記憶保存されてしまうクッキーを嫌いだ、という人もおります。また、仕事場でパソコンを共有している場合、つまり複数でひとつのパソコンを利用している場合には、誰かがクッキーを設定してしまうと、他の人はクッキーを設定できなくなります。こうした場合に、クッキー以外のシステムで、MyMediproへ簡単に訪問できる仕掛けがあります。それが自動スタートです。
自動スタート機能の登録には
URL= http://www.so-.net.ne.jp/medipro/m/autostart/を訪問してください。Windows系と、Mac系とで、登録システムが異なりますので注意してください。登録すると、利用者のデスクトップに、MyMediproのアイコンがつくられます。
次回のMyMediproへの訪問時には、デスクトップのアイコンをダブルクリックすれば、すぐにWWWブラウザーが起動して、MyMediproの画面に直接アクセスすることができます。なお、このアイコンの中に、ユーザIDとパスワードを記録させておくか、ユーザIDだけを記録させておくか、選択できます。ユーザIDだけを記録させておけば、アイコンをダブルクリックすると認証画面が現れてパスワードを要求されます。その時、正しいパスワードを入れればMyMediproはアクセスできますが、パスワードを知らなければアクセスできません。つまり、デスクトップのアイコンを、無断で他人に使われることがないように設定できます。
病院などでひとつのパソコンを複数の人で利用する場合には、利用者各人が、デスクトップに、各人のアイコンを作っておけば便利でしょう。パスワードを保存しないようにしておけば、無断でそのアイコンから勝手にMyMediproはアクセスされることはないはずです。
自宅で使う時にはパスワードを残す自動スタート機能を
自宅で、自分のパソコンでMyMediproへ直接アクセスするには、ユーザIDとパスワードを自動スタート機能用のアイコン内に保存しておけばよいでしょう。自宅のパソコンですから、他人に盗まれることはないでしょう。こうしておけば、デスクトップのアイコンをダブルクリックするだけで、一発で、MyMediproへアクセスすることが可能になります。この場合、Mediproを訪問する必要もなくなります。MyMediproばかりを、自宅からよく利用する方は、このシステムの利用をお勧めします。
注意するべきは、単にデスクトップにアイコンを保存するだけでは、ブラウザが上手く起動しないことがあります。トラブルの原因としては最も多い例です。その場合には、Netscapeではダウンロードの途中で、「アクセサリーを使う」という機能を忘れないで使ってください。